7月11日(木)WEB講義、 7月19日(土)から21日(日)実地研修の日程にて2024年度THFAビーチサッカー審判研修会及びJFAビーチサッカー審判講習会(巡回講習)が青森県にて開催されました。
研修内容は、JFAインストラクターによるWEB講義、昨年度からの変更点となった競技規則やビーチサッカー特有の審判法についてのスタンダードを確認、映像を用いてシザースキック・オーバーヘッドキック等の判定基準を研修者間で共有。開講式後、参加者全員によるピッチの作成方法に始まり、プラクティカルトレーニングのセッションにおいてはR・2R・3Rに加え、今回は4Rを含めたポジショニングを重点的に確認し、修正や改善点をピッチ上で体現しました。
第19回JFA全日本ビーチサッカー大会東北大会での実技研修において、試合毎にインストラクターによるフィードバックを実施しました。
【インストラクターコメント】
THFA審判委員会 フットサル・ビーチサッカー部会
ビーチサッカー担当 柴田 祐
JFAインストラクター金子一博氏をはじめ、各県FA審判委員会の皆様、青森県FAフットサル委員会の皆様、各関係者の皆様、また参加者のご家族や職場のご理解及びご協力により大変有意義な研修会となりましたことを心より感謝申し上げます。
今年度の審判研修会は、青森県で7年ぶりに開催されました。
開催地である五戸町をホームとする青森スタリオンズの万全の協力体制もあり、この地でのビーチサッカーへの深い想いが感じられる時間を、たくさんの方々と共有することができました。
JFA地域巡回・THFA審判研修ともに多くの人数に参加いただき、ビーチサッカーを深く、そして楽しく学ぶことができました。
今年度も新たな仲間が増え、経験のある審判員との交流によりビーチサッカー審判の魅力を存分に伝えられたと思います。また経験者の献身的なサポートもあり、未経験者や経験の浅い審判員も、研修を進めるにつれ一人ひとりの成長を多く感じられることができました。
実地研修参加者には『2023/2024ビーチサッカー受講審判員』のワッペンが授与されます。このワッペンを胸に、地域での活動とビーチサッカーレフェリーとして今後更なる活躍に期待をしたいと思います。
今後もビーチサッカー競技の普及への貢献と、より質の高いレフェリング技能の習得を目指し東北ビーチサッカーレフェリーと共に活動していきたいと思います。
“東北からビーチFIFAを!!”を合言葉に、審判員の普及・育成・強化に努めてまいります。
【受講者コメント】木村 未来 フットサル2級審判員(青森県)
今回初めて東北ビーチサッカー研修会に参加させていただきました。
ZOOMでのWEB講習会から、大会・実技研修まで楽しみながら様々なことを学ばせていただきました。普段はフットサルの審判員として活動していますが、砂の上でのダイナミックなプレースタイルや第3審判と第4審判のポジショニングなど、ビーチサッカーならではの部分に私自身も魅力を感じながら受講させていただきました。プラクティカルトレーニングでは、インストラクターの金子氏をはじめ、初めてお会いする参加者の方々とビーチサッカーを一緒に学ぶ者としてコミュニケーションをとりながら、わからないことはその場で一つ一つ質問して体を動かしながら指導していただきました。慣れない砂の上でのトレーニングでしたが、沖縄の言葉で「頑張って」という意味の「ちばりよ」と声を掛け合いながら楽しく取り組むことができました。
実技研修では、今回の研修会で重点的に指導していただいた第3審判と第4審判のポジショニングや4秒カウント、ビーチサッカー特有のワンバックパスについて学んだことを発揮しようと試みました。実際の試合の流れのなかで、レフリー同士でお互いのポジションやシグナルのタイミングで常に声を掛け合い、5人のレフリーチームとして協力しながら進めていきましたが、実技講習で学んだように第3審判と第4審判はどちらかが仮想のハーフウェイラインにいてお互いを押し出すようにポジションをとることが難しく、主審を務めた試合ではシグナルをし忘れることが多くありました。ゴールクリアランスから一気に得点につながるようなプレーも珍しくないビーチサッカーなので、選手の体の使い方やボールの流れからプレーの予測をできるようにしていきたいと思います。また、砂の上でのファウルの判定基準やオーバーヘッドのモーションに入った瞬間に真横のポジションに入る、など争点を的確に見られる走力や暑さに負けない体力を身に着けたいと強く感じた研修会でした。
今回ビーチサッカーについて多くのことを学びましたが、フットサルにおいてもつながることが多くあると感じたので、「ちばりよ」の気持ちを忘れずにこれからの審判活動や来年のビーチサッカーに活かしていきたいと思います。
最後に、今大会に参加していたチームの方々、準備・運営をしていただいた皆様に感謝いたします。