審判コーチングセミナーが開催されました!

  • 掲載日:2022.09.30
  • カテゴリ:審判

2022年8月27日(土)、9月10日(土)、9月21日(水)の3日間、東北地域のトップリーグを担当する審判指導者(アセッサー)を対象とした「審判コーチングセミナー」を開催しました。

「自立した審判員を育成」するために効果的なコーチングスキルの理解を深め、実践で活用できるよう、学習し理解を深めました。

■講師コメント 見付 和昭(サッカー2級審判インストラクター・青森県)

昨年の2021年9月から11月まで、2021年度JFA審判コーチング研修を受講いたしました。研修は、コロナの感染拡大もあり、3回はオンラインで、1回はJFAハウスでの集合形式と、計4回の研修を経て、審判コーチングについて勉強してきました。今回は、その研修で学んだことを生かし、限られた時間ではありましたが、講師を担当させていただきました。

今までの審判員への指導というのは、どちらかというと審判員への課題の指摘や助言等による一方通行が多かったと思いますが、審判コーチングは、「自立した魅力ある審判員」を育てるために、課題や解決策を審判員自身に気づかせ、審判員自身が自ら行動に移すということをガイドしてあげることが大きな役割となります。

今回の研修では、実際に審判コーチングを実践してもらいましたが、恐らくその難しさを実感したのではないかと思います。重要なのは「質問力」ですが、最初から上手くいくものではありませんので、今後のフィードバックや指導の際に少しずつ実践しながら、活用していただければ幸いと感じています。ありがとうございました。

■受講者コメント 櫻井 洋輔(サッカー2級審判インストラクター・宮城県)

昨年度に引き続き「審判コーチングセミナー」に参加させて頂きました。

コーチングの振り返り「コーチとは」という話から始まり、「コーチャビリティ」「反転学習」という新たな学びのスタイルを経験しました。

最終回には実践の機会を設けて頂き、審判員に実際にコーチングを行いました。事前学習で学んだ「GROWモデル」「答えは審判員自身が持っている」という考えの元、実践してみましたが、いざ審判員の技術的な悩みになるとつい、答えや解決手法を教えてしまうことがありました。

今後は今回のセミナーで学習したことを生かしながら、審判員が目指す「GOAL」に送り届けてあげるサポートが出来る指導者を目指していきたいと思います。

最後になりますが、今回このような学びの機会を設定していたいただいたTHFA指導者部会の皆様へ御礼申し上げます。