サッカー活動中の脳震盪(のうしんとう)への対応について

  • 掲載日:2022.08.24
  • カテゴリ:医学

東北サッカー協会医学委員会よりお知らせ

日頃より、サッカー活動の発展に尽力されている指導者・選手、運営、スタッフの皆様に感謝を申し上げます。今後もより良い活動を安心・安全に行っていただくために、脳震盪への対応についてのお話をさせていただきます。

昨今、スポーツ医学界では脳震盪(疑いも含む)に対する対応について、反省がいくつか聞こえているところです。他競技ではありますが、今年東北に於いて、高校生が頭部打撲翌日意識消失し、頭部CTで異常が見つかり、10数日後に死亡したという痛ましい事故報告が有りました。

この様な事が身近で起こっているという事を肝に銘じ、脳震盪が疑われる症例には、「CRT5」 https://www.jfa.jp/football_family/pdf/medical/b08_01.pdf
を参考に診断・判断する事が基本的かと思いますが、非常に困難です。

疑わしいときは、先ずは脳震盪に準じた対応をすべきと考えます。

また、脳震盪に関しましては、JFAホームページに簡潔に掲載されていますので、下記リンクもご参照下さい。
https://www.jfa.jp/medical/concussion.html

※画像はイメージ画像です。