【開催報告】2021東北フットサル強化審判員研修会を開催!

2021年(令和3年)12月3日(金)~5日(日)の3日間、標記の研修会が開催されました。

この研修会は毎年、全日本フットサル選手権大会東北大会にあわせて開催されており、今回は開催地の宮城県仙台市(仙台市体育館/カメイアリーナ仙台)にて行われました。

初日は開講式の後、競技規則テスト、講義、プラクティカルトレーニングなど、そして2日目および3日目は審判実技活動および振り返りが行われました。

 

担当インストラクター コメント

岩手県:田中二郎(フットサル2級審判インストラクター、フットサル1級審判員)

今年も新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けた年であり、東北フットサルリーグも延期となる試合もあったりするシーズンでしたが、開催県の宮城県サッカー協会関係者他、関係各位のご尽力もあり、大会および研修会を開催することができ、まずは感謝申し上げます。

私自身、現役の1級審判員という立場でもありますが今年から東北フットサル・ビーチサッカー部会の強化部の一員として新たに加わり、今大会もその担当として参加しました。

毎年行ってきた研修会をベースとしつつも、日頃自分なりに感じている部分を競技規則テストに反映し、また講義ではテーマを「アウトオブプレーをできるだけ短くする努力をする」として参加審判員の考えを引き出すよう努めたり、工夫を凝らしてみました。人に何かを伝えるにはまず自分自身が考えを整理する必要があり「教えることは、学ぶこと」を忘れずに準備に取りかかりました。プラクティカルトレーニングや試合毎の振り返りは同時進行で開催されている2級審判インストラクターの研修会に参加された皆様のおかげで参加審判員にとって有意義になったと感じております。

参加審判員の頑張りを見て、自分も現役審判員として今後何をしていけば良いのか、大きなヒントを得ることができました。こういった意味でも逆に参加審判員から得るものもあり、まさに「教えることは、学ぶこと」の時間でした。今後は私も含めてさらに東北のフットサル審判員の資質向上に努めていきたいと思います。

改めまして関係各位のご尽力に感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

参加審判員コメント

福島県:福田執斗(フットサル2級審判員)

3年ぶりに東北フットサル審判強化研修会に参加させていただきました。

今回の研修会のテーマは「アウトオブプレーをできるだけ短くする努力をする」でした。

選手の皆さんにプレーに集中していただき、観客の皆様に面白みのある魅力的なフットサルの試合を提供するにはレフェリーチームとしてどのような考え方、対応が必要なのか、講義や議論を通して理解を深めました。

また、今年度に行われた競技規則の改正に伴うプラクティカルトレーニングも行われました。正しい判定が下せるように、実際の試合で想定される様々な事象とそれに伴う競技規則の改正部分をレフェリーチームで共有し、大会当日に臨みました。自分のレフェリングには至らない所も多くありました。今回の研修会でご指導いただいたことは今後の審判活動に活かし、少しでもレフェリングの向上につなげられるよう努力しようと思います。

各チームの選手、役員の皆様のフェアプレーとリスペクトのご協力のおかげで、無事に大会を終了出来たことと、コロナ禍における大会開催と研修会にご協力いただきました宮城県FAの皆様に感謝申し上げます。

 

秋田県:北畠和郁(フットサル2級審判員)

強化研修会では、大会前日にインストラクターの方々から、競技規則改正に伴う4つの要点(ハンドの反則・PK、DFKSAF・DOGSO・ゴールの移動)をプラティカルトレーニングを通して、指導していただきました。4つのプラクティカルトレーニングで共通して、審判チームとしての協力がとても重要であるということに、あらためて気づくことができました。実際の試合においてもプラクティカルトレーニングを通して学んだことを生かして、審判チームで協力して試合をコントロールすることで、アウトオブプレーの時間が短くなり、選手も試合に集中してプレーすることに繫がりました。これからの審判活動においても今回の研修会で学んだことを生かしていきたいと思います。

コロナ禍ではありますが、大会運営に尽力していただいた方々に心から感謝を申し上げます。“ありがとうございました”