11月24日にT1/T2カテゴリ審判員を対象とした勉強会をオンラインで開催しました。
今回の勉強会は「技術と審判の強調」をテーマとし、講師にJFAコーチの武藤覚様にセッションをご担当頂き研修会を開催しました。
参加インストラクターコメント
種市 穗 2級インストラクター(青森県)
この度の勉強会は、審判員にとって普段の審判活動あるいはJリーグなど試合観戦で感覚的に捉えていた今のサッカーの戦術を、「ハイスピード・ハイプ レッシャー」というキーワードを通じて具体化できたのではないでしょうか。各国の代表チームのシュート数やピッチ上の場所別のファウル数など客観的な統計的数値もあり、非常に説得力がありました。
番強化における審判員同士の議論の中でも、このサッカーのトレンドに対応したレフェリングとして、激しくともフェアなプレーかどうかの判定の精度向上が必要ということで意見の一致が見られました。
また、審判指導者としては、今のトレンドを確認することで、審判を育成するうえでしっかり指導しなければならないポイントを改めて明確にすることができました。
サッカー競技の発展のためには、技術と審判が両輪として同じ方向を目指す必要があります。今回の勉強会のように具体的に技術の話を聞く機会が設けられたことは、審判員及び審判指導者にとって非常に有意義の時間であったと感じています。
参加審判員コメント
阿部 聖太 2級審判員(岩手県)
今回は武藤覚JFAコーチによる「技術と審判の協調」をテーマにした講義に参加させていただき、タフで逞しい選手を育成するために審判員としてどのように関わっていく必要があるのかを教えていただきました。
現代のサッカーはハイスピード且つハイプレッシャーという特徴を持っている事、判断の速さが求められるサッカーでは、特に攻守の切り替えや、ボールを奪う意識などが重要になると教わりました。
審判員としては、そのスピードに着いていくことはもちろんですが、試合の流れを読み、明確な判断基準を持って試合に臨む必要があると感じました。
また、選手の安全を確保する事も大事であると考えさせられたので、「不用意」という言葉を改めて自分なりに整理してみようと思いました。
今回学んだ事を意識して、今後の審判活動に活かして行きたいと思いました。