【開催報告】新2級審判員研修会を開催しました

  • 掲載日:2021.09.05
  • カテゴリ:審判

2019、2020年度にサッカー2級(S2)審判昇級審査に合格した審判員を対象として認定講習会を実施しました。2019年度までは自治体東北大会を利用させていただき集合(座学、実技)講習会形式にて実施しておりましたが、2020、2021年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって大会開催が中止となった事から、2019、2020年度S2昇級者認定講習会はオンライン形式にて実施しました。講習会の内容としては、S2審判員として認識していただきたいメンタルに関する事、競技規則を含むテクニカルに関する事について東北FA所属の審判インストラクター及び現役国際審判員から3日間(約6時間)に亘って実施しました。

既にS2審判員として活動している審判員にとっても少なからず刺激、学びとなる時間を共有できたのではないかと思います。

この講習会に参加していただいた皆さんにはS2審判員となった事で満足することなく各自が思い描いている目標に到達するため受動的な行動ではなく、能動的な行動、即ちチャンスに対して自らチャレンジし掴み取るような行動を期待します。

ただし、審判員である前に社会人として容認されるような行動をお願いします。

最後に我々審判指導者は皆さんが目標に到達するためのチャレンジを全力でサポートしていきますので、目標を見失うことなくチャレンジし続けてください。

今後の皆さんの活躍と更なる飛躍を期待しています。

東北FA審判委員会 指導育成部長

大平 俊明

 

【参加審判員コメント】

秋田FA2級審判員 山崎 真菜

今回の新2級認定講習会に参加させていただき、多くのことを学ぶことができました。

映像テストや競技規則テストを行っただけでなく、マネジメントやコントロール、そして2級審判員として必要なことなどについても改めて知ることができました。そして特に自分に何が足りないのか、何をすべきなのかを理解し、より一層努力していかなければならないと感じました。

また、国際副審である平間さんのお話をお聞きする貴重な機会も設けていただきました。チャンスを逃さないように、これからも向上心を持って審判活動に取り組んでいきたいと思うことができました。

コロナ禍であることからリモートでの開催になってしまいましたが、東北の2級同期の方々と初めて顔を合わせ、実際に一緒に試合ができることを楽しみに思いました。試合数も少なくなってきてはいますが、その1試合1試合を大切にし、毎試合「安心して任せられる審判員」と思ってもらえるように審判員としても人としても成長していきたいです。

今回はこのような機会をいただきありがとうございました。

 

【参加審判員コメント】

宮城FA2級審判員 高橋 睦

今回の新2級認定講習会には、2019/20201に2級を取得した東北各地の審判員がリモート形式で講習会に参加しました。顔見知りよりも初めて顔を合わせる方のほうが多かったので、少し緊張しましたが、同期と言える仲間が東北にたくさんいることを知り、とても嬉しい気持ちになりました。

今回の講習会で特に印象に残ったのは、映像を使用したディスカッションです。普段の仲間とは違うメンバーとディスカッションすることで、少し違った角度からの意見が出てきたり、そもそも問題意識を持っていなかったような点を話し合ったりでき、深いところまで突き詰められたと思います。

そして、現役国際審判員の方からの講義では、貴重な話を聞くことが出来ました。今までの審判人生での大きな失敗や困難をどのようにして乗り越えたのか、どんな思いで審判活動をしているのかを聞くことが出来たのは本当に幸運なことでした。

最後に、今回の講習会で得た学びは大きいと感じています。競技規則の理解はもちろん、判定理由の言語化やマネジメントをする意味等々、これからの活動の基盤となるような話を聞くことが出来たので良かったです。今日の講習会の内容を胸に刻み、これからもさまざまな経験を乗り越えて成長して行きたいと思いました。