東北ビーチサッカー審判研修会を開催いたしました!

  • 掲載日:2019.08.21
  • カテゴリ:審判

【東北FA HP用レポート】
8月10日(土)から11(日)の2日間、第14回全日本ビーチサッカー大会東北大会において、東北ビーチサッカー審判研修会が開催されました。
2日間を通しての実技研修では、JFAインストラクターによる各試合後の振り返りを行い、ビーチサッカー特有のルールや判定の基準、ポジショニングの確認を行いました。
参加チームのご協力のもと、実際の試合を想定したプラクティカルトレーニングでは、都度それぞれの修正点や改善点を共有できる様ブリーフィング。
また、会場準備を含めたピッチの設営、その後のプラクティカルトレーニングでサンドコート特有の審判法を確認。座学講義では、ビーチサッカー特有の違反について映像を用いて重点的に共有を図りました。

今回は1日目の実技研修映像も用いることができ、参加者はより理解度が高まったものとなり、2日目の実技研修ではその成果が表れる審判員が多かったです。

<コメント>
【インストラクターコメント】
東北FA審判委員会 フットサル・ビーチサッカー部会 
ビーチサッカー担当 柴田祐
始めに、昨年に引き続き福島県いわき市で開催されました今大会、2日間の審判研修会は、JFAインストラクターをはじめ、各県FA審判委員会の皆様、福島県FAフットサル委員会の皆様、各関係者の皆様のご協力により大変有意義な研修会となりましたことを心より感謝申し上げます。
東北地域のビーチサッカーは、まだまだ発展途上にあり、選手・チームと共に審判員も協同して造り上げていく必要があります。チームが最大限の力を発揮でき、気持ち良くビーチサッカーをプレーしていただくために、今研修会が我々審判員の成長へと繋がるものになったと思います。
また、各審判員の熱意と真摯な態度を感じることができ、試合を重ねるごとに上達が見られました。この東北に『2018/2019ビーチサッカー受講審判員』が10名となり、ワッペン授与をして頂きました。
今後、研修会で学んだことを各県で広く伝えて頂き、多くのビーチサッカーレフェリーと共に、より質の高いレフェリングを目指していきたいと思います。“東北からビーチFIFAを!!”を合言葉に、審判員の普及・育成に努めてまいります。

【受講者コメント】
深堀祐介 フットサル2級審判員(福島県)
この度は、本研修会に参加する機会を与えていただき誠にありがとうございました。また、お忙しい中巡回指導に来ていただきましたJFAインストラクター 合澤氏、東北フットサル・ビーチサッカー部会長 藤田様、東北ビーチサッカー担当 柴田氏をはじめとする各県からの参加審判員の皆様、運営を行っていただいた福島県フットサル委員会の皆様及び本大会に参加した選手、役員の皆様に厚く感謝いたします。
 私は、ビーチサッカーに携わるのは、2回目でした。東日本大震災が来る前に1度、同じいわき四倉海岸でビーチサッカー東北大会が開催されたとき、現地支援として携わりました。
今回は、研修生として参加し、サッカー、フットサルとは違う独特の規則を理解することに大変苦慮しました。ピッチや競技の特性、それに合わせた規則、プレー時間を多くとるための工夫など、ビーチサッカーならではのものが数多くあり、学ぶことがとても多く、驚きや発見が多いものでした。この研修会では、①4秒のカウント、②足裏でのプレー(危険な方法でのプレー)、③ボールを体でホールドする行為、④ポジショニング(9mの監視)、⑤シザースキックをテーマとして様々な映像を見て、各審判員が共通の理解を図れるよう研修会の中で意見を出し合いました。なぜ4秒のカウントが必要なのか、ビーチサッカーは裸足で行うため足裏のプレーはより危険であること、守備側ペナルティーエリア内での守備側競技者がボールを保持したことを確認するためにどこにポジションをとるか、シザースキックを行った際の守備側ファウルと判断する場合の見方について、意見が多く出されとても有意義な研修会となりました。
私が第2審判を担当した試合でも、やはり4秒カウントをどのタイミングから開始するか、ダブルバックパスの可能性がある場合のシグナルをいつ出すかなど、ビーチサッカーにしかないこと、今回の研修会でテーマとなったことに対して、指導していただくことができました。今回の経験を今後の審判活動にも活かしていきたいと思います。ありがとうございました。