東北レフェリーアカデミーを開催しました!

  • 掲載日:2025.02.07
  • カテゴリ:審判

2023~2024年度で開催されたレフェリーアカデミーが修了を迎えます。東北地域から世界で活躍をする審判員を育成する事業として、行われてきました。2年間様々な事業を通して活動してきたアカデミーマスター、修了生のコメントは以下の通りです。

●アカデミーマスターコメント 木口 寛(宮城県・1級インストラクター)

2年間の東北RACの活動の最終回として、宮城県で開催された2級更新講習会に出席させていただきました。座学講習会では、FIFAワールドカップに2大会連続で派遣された西村雄一さんから、AFCをはじめとする世界の審判育成の状況の紹介に続いて「判定の見極め方」を1つ1つの考慮事項をもとに学ぶとても貴重な機会となりました。RAC生のコメントのとおり、2025シーズン前に判定の精度を整理できたと思います。今後、東北地域のトップカテゴリーを担当する審判員として大きく飛躍することを期待しています。

●RAC生コメント 佐藤 宥(福島県・2級審判員)

今回の活動では、西村雄一様の講習会に参加いたしました。
テーマは、判定の見極めについてお話しいただきました。これまで自分が感覚で行い、頭では理解しているものの、言語化してプロセスごとに考えていくと、判定を見極める前と後も非常に重要であり新たな気づきに繋がりました。
また、「相手にはそうする理由がそれなりにある」という言葉がとても印象に残りました。
なぜ選手がその選択をしたのか、また自分もなぜその選択をするのか、考えが深く審判以外にも活用できると感じました。
今回、学んだ内容を今後活かしていけるよう頑張りたいと思います。ご多忙の中、ご指導いただきましてありがとうございました。

●RAC生コメント 阿部 聖汰(岩手県・2級審判員)

今月の活動では、西村雄一さんから、判定の見極め方について、お話しいただきました。
判定を見極める際のポイントとして、大きく3つの行動サイクルがあり、さらに細分化された考慮事項を1つ1つ丁寧に繰り返していくことで、判定の制度が高まることを学びました。今回のお話を踏まえて、シーズンを振り返ると、上手くできた時に意識できていたことや、上手くできなかった時に欠けていたことなどを、理論的に紐解くことができ、自身の傾向を客観的に認識することができました。
シーズンの開幕に向けて良いイメージができたので、さらに良い準備をしてきたいです。この度は、お忙しい中ありがとうございました。

●RAC生コメント 松田 信清(山形県・2級審判員)

今月の活動では、西村雄一さんより、判定の見極め方についてのお話をしていただきました。
お話では、審判員が決定を行うため試合中に行っている行動サイクルについて、細分化して分析を行いました。予測や判定、決定に至るまでのプロセスには順序があり、それを丁寧に行う事で総合的に良い決定を行うことが出来ることを学びました。お話の最後にはこの
プロセスとサイクルを意識して映像を用いて判定練習を行ったところ、とてもうまく判定を行う事が出来ました。
まもなく始まる新シーズンに向け、とても参考になるお話を聞くことが出来ました。
この度は、お忙しい中ありがとうございました。

●RAC生コメント 大崎 翼(宮城県・2級審判員)

今月のアカデミー活動では、トップリーグ審判員を勇退された西村雄一さんより「判定の見極め」について講義をして頂きました。序盤の内容は、西村さん自身の経歴や審判員としての経歴のお話でした。
後半は、判定を見極める上での大きく分けて3つの行動サイクルと、さらに細分化された全部で9つの行動サイクルについてでした。終盤は映像を用いて判定をしました。講義を聞き、映像で判定をしていく中で、自分の中で
普段意識できていなかったことがたくさんあると実感しました。講義を聞いていく中で「判定をすること」がより深まったと思います。
今シーズンが開幕する前に今回の講義で得たことをもう一度自分の中で噛み砕いて、判定について考えていきたいと思います。本当にありがとうございました。