2018年度フットサル2級インストラクター認定講習会を開催!

  • 掲載日:2018.12.14
  • カテゴリ:審判

【インストラクターコメント】
東北FA審判委員会 フットサル/ビーチサッカー部会
インストラクター部長 阿部 岩雄

12月8日(土)と9日(日)の両日、青森市のマエダアリーナで「2018年度フットサル2級インストラクター認定講習会」が開催され、5名の東北の3級インストラクターが2級昇級に向けて受験されました。受験者は競技規則の筆記試験、与えられたテーマについてのプレゼンテーション試験、全日本フットサル選手権東北大会準決勝を担当した審判員に対する指導能力及び、アセッサーレポート作成などの試験に挑みました。また、松崎康弘氏(FIFAインストラクター)による、映像を用いて試合分析、審判員への指導ポイントなど、フットサル2級インストラクターとしての資質向上に向けて講義がありました。

袴田 健 フットサル3級審判インストラクター (青森県)
 1日目に筆記試験とプレゼンテーション。その後にJFA F1級インストラクターの松崎康弘氏による審判員および審判員指導についてのご講義。2日目はJFA F1級インストラクターの阿部岩雄氏より新アセスメントレポートについてのご講義の後、我々受験者による審判員への指導実践と評価を行いました。また、JFA RDOの伊藤力喜雄氏による審判員への指導を見学させて頂き、たいへん貴重な経験となりました。
 認定講習会及び試験は「JFA第24回全日本フットサル選手権大会東北大会」と並行して行われ、大きな大会の緊張感を間近に感じながらのたいへん充実したものでした。同大会には一昨年度まで度々審判員として参加させて頂いていましたが、そのときとはまた異なる緊張感と、その試合を担当する審判員を指導するインストラクターの重要さと難しさを感じながらの2日間となりました。
 研修会を通して学んだこれからの審判員指導に必要な考え方や評価方法を、今後地域のフットサルの未来を担う若い審判員たちの指導を通して、また自らの審判員としての資質の向上に生かしてきたいと存じます。
 最後にこのような機会を与えて下さった藤田正幸 東北FA審判委員会 フットサル・ビーチサッカー部会長をはじめ、受講の推薦をして頂いた町田正子 青森県FA審判委員会 フットサル部長。そしてご指導頂きました松崎康弘、阿部岩雄、杉山利久 1級インストラクター諸氏、FI2の先輩インストラクター諸氏並びに関係各位の皆様。そして同期受験の仲間たちに心より御礼申し上げます。

小野 巌 フットサル3級審判インストラクター (宮城県)
研修初日は事前に与えられたテーマに沿って、プレゼンテーションを行いました。私のテーマは「キックイン」でした。プレゼン資料の作成のために、フットサル協議規則の確認、審判技術についてゲーム分析を行いましたが、ゲーム分析をする中で、色々な発見があり大変、勉強になりました。また、研修では、仲間のプレゼンテーションを傍聴することで、学ばされる部分が多くありました。
続いて、松崎インストラクターから講義いただき、「empathy」をテーマにより良いゲームコントロールについて、色々と考えさせて頂きました。
2日目は阿部インストラクターから、「アセスメントレポートの作成」について講義いただき、実際に全日本フットサル東北大会準決勝で審判員の評価合わせ及び指導方法の確認を行わせていただきました。審判員へ今後の活動に生かしていただけるように評価を伝えることの難しさを感じました。今後の審判員への指導へ、生かしていきたいと思います。
最後に、松崎インストラクター、阿部インストラクターを初め、今回の研修でご指導を頂いたインストラクター、フットサル審判員の皆様方ありがとうございました。今回の研修で学んだこと生かして、経験を積み重ね、より良いフットサル審判員への指導が出来るように今後も学び続けていきたいと思います。

鈴木 康浩 フットサル3級審判インストラクター (山形県)
今回は、FI2級の認定講習会に参加し感じた事はインストラクターがレフリーを育てレフリーがインストラクターを育てるんだなと感じました。
ベストの審判員はロボットではなく誰もが各試合でのニーズに共感する事が求められている。GAME EMPATHYと初めて聞く言葉でしたが凄くインパクトが強い言葉でした。インストラクターをするに当たってこのEMPATHYの頭文字、
E・どのオプションが適切なのか
M・懲戒罰かマネジメントか
P・コントロールにポジティブな影響を及ぼす
A・信頼性のある対応(試合の雰囲気に合った)
T・タイミングの良い関わり
H・正直になる(間違いを認められる)
Y・個人としてチームとして適切に対応出来ればチームや選手から評価される。
私としてはこの言葉を活用して指導をしていきたいと思います。
また、限られた時間の中で、各県のインストラクターと意見交換や情報交換ができ有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今回の認定講習で認定された暁には、東北の審判員のレベルアップに繋げるためにも、私を含め、今回参加したインストラクターと活動を通じて情報伝達等を行っていきたいと思います。
 最後に、認定講習会参加にあたり、松崎さん、藤田部長、阿部さん、町田さん、インストラクターの皆様、サポートして頂いた青森県の審判員の皆様、大会関係者の皆様に感謝申し上げます。
 今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。